ハロウィーン当日の31日、例年なら仮装姿の市民らでにぎわう香港中心部で、警官隊と反政府デモ隊が衝突した。デモでのマスク着用は数週間前に禁止されたが、参加者らは中国の習近平国家主席の覆面などをかぶって対抗した。警察当局は、衝突に発展した場合、フェースペインティングでさえも違法とみなすと事前に警告した。市民の多くは繁華街に近づくのを控えたものの、数千人が警告を無視して集まった。中にはデモ隊排除に催涙ガスを多用する警察への当てつけとして、催涙ガスの弾筒に変装した人もいた。歓楽街の蘭桂坊(ランカイフォン)では、例年ハロウィーンには仮装した市民ら数万人が集まる。だがこの日は、警察が同地区への立ち入りを禁止したことから、夕方から数時間にわたってデモ隊とのにらみ合いが続いた。
香港のハロウィーン、覆面デモで警察と衝突
覆面禁止法に対抗、警察の繁華街封鎖に怒る人々
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