「韓国は重病を患っている」日韓で物議『反日種族主義』とは?
日本記者クラブで11月21日、会見した李栄薫氏 (写真/『週刊朝日』2019年12月6日号より)

 韓国の日韓軍事情報包括保護協定(GSOMIA)問題、従軍慰安婦問題、徴用工問題など日韓問題で、強い反日感情を抱く韓国人の主義主張を指す「反日種族主義」。

「韓国人は反日を掲げなければ生きていけない種族」と韓国の大学教授ら6人が出版した本、『反日種族主義 日韓危機の根源』(文藝春秋)が日韓でベストセラーとなり、賛否両論を呼んでいる。

 韓国では7月に発売され、11万部を突破、日本では11月に発売されたばかりなのに、累計は25万部に。

 編著者の一人、元ソウル大学教授で李承晩(イスンマン)学堂校長の李栄薫(イヨンフン)氏が来日し、11月21日に日本記者クラブで会見を開いた。韓国メディアも含め120人が会場に詰めかける中、李栄薫氏は冒頭、用意してきたメモを日本語でこう読み上げた。

「『反日種族主義』は、韓国現代文明に沈潜している『原始』や『野蛮』を批判したものです。こんにち、韓国はその歴史に原因がある重病を患っています。……」

 同書は韓国人の「自己批判」をまとめたものという。

「自国の恥部をあえて外国語、しかも日本語で公表する必要があるかという批判を予想することは難しくありません。それでも出版に同意したのは、それが両国の自由市民の国際的連携を強化するのに役立つだろうという判断からでした」

 昨年10月、韓国の大法院(最高裁)が、元徴用工訴訟で日本企業に賠償を命じる判決を下した件について、こう言及した。