中国の動画配信サイト「PPTV」は、サッカーの英イングランド・プレミアリーグのアーセナル戦の放映を再開した。アーセナルのメスト・エジル選手は2週間前にソーシャルメディア上で、イスラム教徒のウイグル族に対する中国政府の扱いを批判したため、中国で問題となった。PPTVと中国国営中央テレビ局(CCTV)はアーセナル戦の放映を突然中止し、サッカーのビデオゲームからもエジル選手は削除された。同選手はトルコ系ドイツ人で、敬虔(けいけん)なイスラム教徒として知られる。PPTVは26日になって、エジル選手の先発出場が決まっていたにもかかわらずアーセナルの試合を放映した。PPTVの視聴者の間には驚きが広がり、チャットでは「腰抜け」とのコメントも見られた。