米大統領選に向けた民主党候補者選びの初戦となるアイオワ州党員集会で集計作業に混乱が生じたことを受け、トロイ・プライス党同州委員長が辞意を表明した。プライス氏は党の州中央委員会委員に宛てた辞任届で、「民主党員は党員集会の夜に起きたようなことを経験すべきではなかった」とし、「党委員長としてあの出来事を深く謝罪し、アイオワ州民主党の代表としていかなるミスの責任も負う」と述べた。また、自らがとどまることで、同州の民主党が前に進み問題を是正することがより難しくなるとし、「後任が選出され次第、民主党アイオワ州委員長を辞任する」と述べた。プライス氏は2017年7月に党州委員長に就任した。今月3日に実施された党員集会では、技術的な問題などにより1700カ所以上ある会場のすべてで3日間にわたって集計結果の報告が遅れ、同氏の辞任を求める声が上がっていた。
民主党アイオワ州委員長が辞意表明 集計混乱で引責
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