米議会上院で22日、新型コロナウイルスの感染拡大を受けた1兆3000億ドル(約144兆円)規模の景気刺激策を巡る手続き上の採決が行われたが、47対47で手続きを進めるのに必要な60に満たなかった。ミッチ・マコネル上院院内総務(共和、ケンタッキー州)とナンシー・ペロシ下院議長(民主、カリフォルニア州)ら議会指導者は同日、米国での感染拡大とその経済的影響に対処するための同法案について、主要事項で合意に至ることができなかった。ジョンズ・ホプキンス大学がまとめた統計によると、新型ウイルスの世界の感染者数は1週間で倍以上に増え、22日の時点で累計33万人に近づいた。死者数は少なくとも1万4376人に達した。
米コロナ対策の景気刺激策、上院手続きで否決
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