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手腕、手練、上手、敏腕など、賞賛の意を込めた手や腕に関する成句は多い。手は体の重要な一部であり、手元の主張は時に言葉以上の説得力をもつ。ゆえに自らのキャラクターを表すメッセージとしての意思ある時計選びが重要となるのだ。
多彩な色と素材、仕上げで、個性豊かな赤系ダイヤル
赤い時計は、内に秘めた情熱を表現できるアイテム。そして意外にも赤系ダイヤルは、2019年の新作に数多い。派手めの赤系はクラシカルなモデルがベースになったものを、スポーツ系はシックな赤のものを選べば、ビジネスシーンでも使える。
情熱を秘めた男を表現できる“赤い時計”
怪獣王ゴジラのイメージを力強いケースとダイヤルに重ねる
グランドセイコー SBGA405
ゴジラの生誕65周年を記念する特別な時計がグランドセイコーから発売された。大きくファセットカットした力強いケースに、ゴジラが放つ放射熱線をイメージした真紅の放射装飾ダイヤルが組み合わされた。インパクトは強いが、色味は落ち着いていて使い勝手は良さそう。ストラップも、ゴジラの体表を模したシャークスキンを採用。裏蓋には、銀座の街を破壊するゴジラの姿が描かれている。限定650本。自動巻きスプリングドライブ。径44.5mm。チタンケース。シャークスキンストラップ。130万円。（グランドセイコー専用ダイヤル）
燃えるような情熱をオレンジグラデで表現
グラスヒュッテ・オリジナル シックスティーズ
燃えさかる炎にも似た模様をプレスで浮かばせ、何層もラッカーを重ねて鮮やかなオレンジのグラデーションを創出。名付けてファイアリーオレンジ。最外周は黒に限りなく近く、実際に着けるとなかなかにシックだ。2019年期間限定生産。自動巻き。径39mm。SSケース。アリゲーターストラップ。73万円。（グラスヒュッテ・オリジナル ブティック銀座）
ダイヤルが華やぐ日本の伝統色と素材
ザ・シチズン AQ4020-54Z
年差±5秒という超高精度なエコ・ドライブムーブメントを、日本の伝統色“深紅”のダイヤルに潜める。その表層に独特の質感があるのは、素材に土佐和紙を用いているから。100年単位の長期に亘り変質しない和紙は光も透過させるため、光を受けて発電するエコ・ドライブのダイヤルに最適。マットな紅色はシックで、時計のフォルムもオーセンティックなため、どんなシーンでも使いやすい。ケースとブレスは、傷に強い独自のスーパーチタニウム製。限定200本。光発電クォーツ。径37.5mm。チタンケース＆ブレスレット。33万円。（シチズン お客様時計相談室）
