米国と欧州の指導者たちは、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)に中国が取った対応の成功例から、自国内のウイルス対策の指針を得ようとしている。医師や専門家によれば、欧米諸国は間違った教訓を引き出そうとしているのかもしれない。1月23日に武漢と近隣の2都市周辺で適用が始まった防疫線は、中国の他の地域にウイルスが拡散するペースを鈍化させた。しかし、専門家らによれば、こうした対応は、実際には武漢市内での感染拡大を止めはしなかった。それどころか、ウイルスの家庭内感染が広がり続けた。病院の医師、患者らによると、その一因は、病院が患者であふれ、すべての患者に対応できなくなったことだ。2月2日以降、もっと積極的かつ組織的な隔離政策に方針を転換したことで、武漢の状況は大きく変わった。それ以降は感染の疑いがある者や軽症の患者、さらには感染が確認された者の濃厚接触者も、仮設の病院と臨時隔離施設に送られた。
武漢の感染抑制策、欧米には誤った教訓か
都市封鎖は十分ではない、体系的な検査と患者の隔離が必要だ
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