【北京】米国と欧州の指導者たちは、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)に中国が取った対応の成功例から、自国内のウイルス対策の指針を得ようとしている。  医師や専門家によれば、欧米諸国は間違った教訓を引き出そうとしているのかもしれない。  1月23日に武漢と近隣の2都市周辺で適用が始まった防疫線は、中国の他の地域にウイルスが拡散するペースを鈍化させた。しかし、専門家らによれば、こうした対応は、実際には武漢市内での感染拡大を止めはしなかった。それどころか、ウイルスの家庭内感染が広がり続けた。