ニューヨーク州のアンドリュー・クオモ知事は新型コロナウイルス感染拡大への対応で全米の注目を浴びており、政界の一部では同氏が米大統領選に出馬する可能性も噂されている。だが、これはどうやら幻に終わりそうだ。知事として3期目を務めているクオモ氏は連日ブリーフィングを実施。その様子はケーブルテレビ局が放送し全国に届けられ、ソーシャルメディア(SNS)でも話題になるなど、存在感が高まっている。同氏のブリーフィングについては、その内容と口調がドナルド・トランプ大統領と対照的だとの声も聞かれる。また同時に、民主党からの指名獲得を目指していたジョー・バイデン前副大統領とバーニー・サンダース上院議員(バーモント州)の争いに先週決着がついたこともあり、政治的左派にとっては、その後の空白を埋めるものともなっている。