米ハイテク大手の「FANG」銘柄の勢いは失われていない。米株式市場では大型ハイテク株が再び高値更新を視野に入れ、相場全体をけん引している。米国株は手ひどい急落に見舞われたが、瞬く間に持ち直しつつある。FANG(フェイスブック、アマゾン・ドット・コム、ネットフリックス、グーグルの親会社アルファベット)など主要ハイテク10銘柄で構成するNYSE FANGプラス指数は先週、劇的な上昇を遂げ、年初来では11%高に達した。構成銘柄にはそのほか、アップル、ツイッター、テスラ、エヌビディア、中国の電子商取引大手アリババグループ、中国検索エンジン最大手の百度(バイドゥ)がある。FANGの時価総額は先週、合わせて2510億ドル(約27兆円)拡大。フェイスブックによる2012年の新規株式公開(IPO)以降の記録で最大の伸びを演じた。