米国のトップレベルの科学者と億万長者、経業界の大物たちで構成される十数人のグループは、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)問題で解決策があると主張している。そして彼らは、米政府にこうした計画を持ち込むための「裏口」を確保している。この多士済々のグループを率いているのは医師からベンチャーキャピタル経営者に転じたトム・ケーヒル氏(33)だ。同氏は、一般の目にほとんど触れないボストン近郊フェンウェイパークの1ベッドルームの借家に住んでいる。彼が持っているスーツは1着だけだ。しかし彼は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策に関する政府決定に影響を及ぼすのに十分な、高レベルのコネクションを持っている。