新型コロナウイルスを巡る懸念を受け、ニューヨークシティー・マラソンの中止が決まった。ニューヨークシティー・マラソンは5万人を超えるランナーが出場する世界最大のマラソン大会だ。中止は予想されていたものの、世界の多くの競技者が心待ちにし、100万人以上が沿道で応援するイベントが今年のカレンダーから消えることになる。ニューヨークシティー・マラソンの中止はここ9年で2度目。2012年にはハリケーン「サンディ」の影響で中止された。今年は11月1日に開催予定だったが、新型コロナ感染の第2波と時期が重なる恐れがあった。中止が決定した24日時点では、ニューヨーク市の感染者数は大幅に減る一方、全米の多くの地域では増加している。