国際エネルギー機関(IEA)はそれを「世界石油市場の歴史上最大の供給混乱」と呼ぶ。イスラエルと米国がイランを攻撃した結果、世界で最も通航量の多い石油タンカー航路であるホルムズ海峡は、ほぼ全面的に封鎖され、一部では機雷も敷設された。複数のタンカーがドローン(無人機)による攻撃を受けて炎上している。中東の石油に依存する国々は既に、価格抑制のための介入に乗り出している。だが、原油相場は依然として1バレル=100ドル近辺にとどまっている。インフレ調整後の北海ブレント原油価格が、1979年のイラン革命を受けて179ドルを付け、80年のイラクによるイラン侵攻時には155ドル、2011年の「アラブの春」の際には180ドル、22年のロシアによるウクライナ侵攻後には130ドルを記録していたのと比べれば、低い水準だ。
米株市場は「今のところ」冷静、イラン戦争激化でも
市場が短期戦とみたのは誤り、今はまだ結果を確信できる状況にない
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