紛争開始から2週間がたち、イスラエルと米国はイランのテロ基盤を着実に弱体化させ続けている。初めの何日かは、イランの防空システムやミサイル戦力を標的にせざるを得なかった。イラン海軍はほぼ壊滅状態となった。現体制の弾圧部隊であるイラン革命防衛隊(IRGC)とその傘下の民兵組織バシジは、毎日のように包囲攻撃を受けている。これに対するイラン現体制の戦略は今や明確だ。ペルシャ湾岸諸国の石油生産とホルムズ海峡経由の石油輸送を標的にすることだ。イランは、原油価格を十分に高い水準に引き上げ、それを十分に長い期間維持することができれば、トランプ氏に爆撃作戦の中止を迫れると考えている。イランのただ一つの強みは、非対称攻撃手段を使ってこうした経済的痛みを与えられる点だ。ドローンの製造コストは安く、一つの標的に群がれば迎撃されにくい。機雷は安価に敷設でき、検知されなければ米艦船に甚大な被害を与える。米国はこうした脅威に対しては、イランのミサイルへの対応策ほど準備が整っていない。ピート・ヘグセス米国防長官に何か案はあるのだろうか。
【社説】トランプ氏はイランで「勝つために戦う」のか
イランがホルムズ海峡への支配力を維持したまま戦争を終わらせるな
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