6月23日における小売店・娯楽施設の人出で、
2月6日までの5週間と比べた増減率
人出の回復が鮮明になっている。緊急事態宣言の全面解除により、不要不急の外出自粛は緩和され、飲食店や百貨店、映画館、遊園地などの多くは営業が再開された。
米グーグルが集計した位置情報データによると、これら小売店・娯楽施設の人出は4月下旬に最も大きく落ち込み、2月6日までの5週間と比べた増減率は一時▲48%に達した。それが6月23日には▲8%まで縮小している。
都道府県別に見ると、小売店・娯楽施設の人出の回復ペースには地域差がある。回復が遅いのは大都市が中心だ。例えば東京では、2月6日までの5週間と比べた増減率は6月23日で▲23%だった。一方、秋田や青森の増減率はプラスに転換した。新型コロナウイルスの感染拡大を抑えつつ、人出がコロナ前に戻っている。