米地方銀行フィフス・サード・バンコープのオハイオ州シンシナティ北部にあるドライブスルー窓口は、大型犬ラブラドルレトリバーのブロディもお気に入りだ。新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)を受けて同行がロビーを閉鎖したあと、ブロディの飼い主、ジュリー・フィリッピ・ホイットニーさんは、自身のPR業の取引をドライブスルーのレーンに移行。筒状の容器に小切手を入れ、車の運転席から建物内にいる窓口係まで気送管(エアシューター)で送っている。容器は犬のおやつ入りで戻ってくる。「彼(ブロディ)はフィフス・サードのドライブスルーを巨大なドッグフード自販機だと思っている」。6月に同行のロビーが再開されたあとも自動車レーンに通っているフィリッピ・ホイットニーさんはこう話す。