本書の要点

(1)ズボラPDCAのPLAN(計画)の段階では、時間をかけて、徹底的に「設計」することが重要だ。「ビジネスモデル設計」「情報設計」「行動設計」の3つの要素を検討する。
(2)DO(実行)では、「やりきる」ことを意識する。一つひとつの行動は小さくてもいいので、1年間でやりきろう。
(3)CHECK(検証)では、行動の「再現性」を高める。再現性は、次なる成功のカギとなる。
(4)ACTION(改善)では、検証をもとに、効率化を意識する。1つのアクションでさまざまなリターンを狙う、1石6鳥を目指そう。

要約本文

◆弱い人のためのPDCA
◇なぜPDCAは回らないのか

「PDCA」とは、PLAN(計画)/DO(実行)/CHECK(検証)/ACTION(改善)の頭文字を取ったものだ。「ビジネスのカギはPDCAをしっかり回すことだ」「PDCAはビジネスのみならずプライベートも左右する」などと言われるが、PDCAサイクルをうまく回すのは簡単なことではない。いつの間にかPDCAのことは忘れて、目先の問題解決などに追われてしまうのが現実だろう。

 多くの人にとって、PDCAを回すことができない一番の原因は「面倒だから」だろう。しっかり「計画」するのは面倒だし、ガンガン「行動」するのは疲れる。「検証」するほどの時間はないし、面倒な「改善」をするくらいなら別のことをやったほうがいい。PDCAサイクルを回そうと意気込んでも、途中で飽きてしまう――そういう人も多いだろう。

 そんな「3日坊主」「面倒くさがり」「ガラスの(ように弱い)メンタル」の人たちでも回せるPDCAを組み立てることが、まず第一歩となる。

◇小さなトライ&エラーを繰り返す

「何事も経験なのだから、当たって砕けろ」と言われることがあるが、ガラスのメンタルの人にとっては、なかなか難しい。だからこそ「失敗しない」ことを大きなテーマにして、失敗しないような計画を立てる必要がある。