やらなければいけないことが目の前にあるのに、その作業にスッと入れずだらだらしてしまう……。無為な時間を過ごしてしまったことに自己嫌悪する。そんな「負のサイクル」から抜け出す術は?(取材・文/フリーライター 鎌田和歌)
「やるべきこと」があるのに
だらだらと時間を過ごしてしまう…
「作業の合間に息抜きのつもりで動画コンテンツを見始め、気がつくと2時間経過していた」
「やる気スイッチが入るまでに半日を要した」
「寝不足なのに、夜も何となくネットサーフィンをしてしまう……」
忙しいはずの毎日なのだが、よくよく振り返ってみると毎日一定の「だらだら時間」を過ごしてしまっている、ということがある。
もちろん人間だから息抜きの時間は必要だが、この原稿で指摘する「だらだら時間」とはリフレッシュのためにあらかじめ確保された時間とは違い、「やらなきゃいけないことを先延ばしにするために、やらなくてもいいことをしながら漫然と過ごしている状態」であり、本人もその行動自体を心から楽しんでいるわけではない時間のこと。