米メディア・娯楽大手ウォルト・ディズニーは、7月には新型コロナウイルスによるロックダウン(都市封鎖)が解除され、事業を再開できると見込んでいた。しかし、わずか数カ月前までハリウッドのエンターテインメント業界で羨望(せんぼう)の的だった同社にとって、ほとんどの計画は予定通りには進んでいない。  先週末に再開予定だった映画館は今も閉鎖されたままで、ディズニーは夏の大型映画「ムーラン」の公開を再び延期した。カリフォルニア州アナハイムのディズニーランドは、開園65周年にあたる7月17日に再開し、記念Tシャツやピンバッジも売り出す予定だったが、再開のめどは立っていない。