スコット・ベッセント米財務長官は19日、中東の戦争下で価格上昇圧力を緩和するため、海上輸送中のイラン産原油に対する米国の制裁を数日以内に解除する可能性があると述べた。この措置で約1億4000万バレルの原油が制裁対象外になるという。FOXビジネスとのインタビューで語った。ベッセント氏は「これはイランが出荷していた約10日から2週間分の供給に相当し、(制裁を解除しなければ)全て中国に向かうだろう」と述べた。ただ、制裁解除の仕組みや、イランが代金をどのように受け取るのか、具体的にどの資産が制裁解除されるのかは明らかではない。米国は先週、供給を増やして価格上昇圧力を緩和するため、海上輸送中のロシア産原油を各国が購入するのを一時的に認めると発表した。ケプラーのデータによると、インドの製油会社は早速3月と4月の到着分として、相当量のロシア産ウラル原油とロシア極東産原油を購入した。中国国有製油会社の中国石油化工(シノペック)なども5月分を確保するため動いている。