東大式 アイデアがいままでの10倍出せる思考法
Photo:PIXTA

「失敗学」「創造学」のエキスパートである中尾政之・東大大学院教授が、新著『東大式 アイデアがいままでの10倍出せる思考法』の中から、アイデアのアウトプットを増やすための「思考法」を提示する。今回は、文系的発想にとかく流れがちな日本社会の中で、理系的なシンプルな考え方の欠如が生むデメリットについて考察する。

日本企業は「どう作るか」
アップルは「何を作るか」

「なんのために?」という問いを論理的に進めることで思考するのが「What to do思考」である。

 下図で示したように、これまで日本の産業は、「何を作るか?」ではなく、「どう作るか?」ということばかりにこだわってきた経緯がある。

 その結果、最先端の技術を磨き上げ、また部品など、製造過程における優れた商品をいくつも開発してきたのだ。

 しかし、「How to make」―「どのように作るか?」で考えている限り、革新的な変化を生み出すことはできない。