米連邦準備制度理事会(FRB)は前回8月の連邦公開市場委員会(FOMC)で、長期的な政策運営に新たな枠組みを導入することを決めた。FRB当局者は9月のFOMCに向け、景気がまれに見る深刻な落ち込みから回復しつつある中で、その戦略を具体的にどう実践するかについて議論を重ねている。最近のスピーチやインタビューを参考にすれば、当局者は15~16日のFOMCで、どのような状況下で低金利の維持が妥当とされるかについて、より具体的なガイダンスを示す可能性が高い。また、3月に市場機能の回復を目指して開始した国債と住宅ローン担保証券の購入についても、景気回復を後押しするために継続していることを明確に表明する可能性がある。
FRBの新たな政策枠組み、具体的な指針示せるか
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