米連邦準備制度理事会(FRB)は16日、2023年まで利上げする計画はないとした上で、新型コロナウイルス禍からのばらつきのある景気回復に直面する米国経済にさらなる支援を提供する考えを示した。今回の連邦公開市場委員会(FOMC)に合わせて公表した新たな見通しによると、FOMCの参加者17人全員が、少なくとも来年まで金利をゼロ近辺に据え置くと予想。また13人は、23年まで金利がゼロ近辺にとどまると予想した。FRBは「委員会が最大雇用と評価する水準に労働市場が達し、物価上昇率が2%に上がり、しばらく2%を緩やかに上回る軌道に乗るまで」事実上のゼロ金利政策を維持する方針を示した。今回の声明には2人の委員が反対した。
FRB、23年まで利上げの可能性を排除 9月FOMC
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