【ワシントン】人気動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」の米国事業を巡り、新たな構想が浮上している。米企業向けソフトウエア大手オラクルがTikTokとともに新たな米企業を誕生させるとの案を支持する関係者が、新たな所有構造について検討を進めているためだ。背景には、中国の支配に対する米当局の懸念を軽減する狙いがある。  事情に詳しい関係筋によると、オラクルと小売り大手ウォルマートが共同で、かなりの規模のTikTok株式を取得する可能性がある。実現すれば、既存の米株主とあわせ、過半数株式が米国の手に渡ることになる。