米国内の新型コロナ感染者数が増加を続ける中、一部主要州は外食規制の緩和を継続している。ニューヨーク州では26日に新規感染者数が1005人となり、6月上旬以来の1000人超えを記録。27日も900人近くの新規感染者が確認された。アンドリュー・クオモ州知事の広報担当者は26日、新規感染者数の増加は1日あたりの検査数が増えていることの反映だとし、陽性率は8月初め以降、1%かそれ以下を維持していると述べた。クオモ氏は27日の発表で、「ガードを下げることはできない」とし、「われわれの数字は比較的フラットな状態が続いているが、これまで通りに1日のデータを注視し続けている」とした。ニューヨーク市内のレストランは30日から、座席数の25%を上限として営業の再開が認められる予定。州政府のガイドラインによれば、感染率が上昇しなければ11月には上限が50%まで引き上げられることになる。ニューヨークのビル・デブラシオ市長は、市内のレストランに対し、今後も歩道などでの飲食を認める意向を示している。