米連邦準備制度理事会(FRB)が7日公表した連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨(9月15、16日分)によると、当局者は新型コロナウイルスの影響に見舞われている米国経済への新しい政策枠組みの適用方法を巡り、激しい議論を交わした。この会合でFRBは利上げのハードルを引き上げ、新しい基準に近づくまでに少なくとも3年はかかるとの見方を示唆した。当局者は主要政策金利をゼロ近辺から引き上げるための3条件を打ち出した。第1に労働市場がFRBの目標とする最大雇用を達成すること、第2に物価上昇率が2%に達すること、第3に物価上昇率が2%を緩やかに上回り続けるとの予測や市場ベースの評価といった証拠があることを挙げた。
9月FOMC、低金利の維持巡り活発に議論 議事要旨
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