【ワシントン】トランプ米政権は、生体認証のデータベースを新たに作り、ビザ(査証)申請者などに事前登録を求める計画を進めている。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が確認した計画案や、事情に詳しい政府当局者2人の発言から明らかになった。  新たな計画では、ビザ申請者は指紋に加え、場合によってはその他の生体認証情報もデータベースに登録しなければ、オンラインでの申請が認められない。現状では、申請書の提出後、面接や指紋提出のために米領事館を訪れる取り決めになっている。  この計画は数カ月前から米国家安全保障会議(NSC)で協議されてきた。