ひき逃げ事件の検挙数と発生件数
上位の都道府県はどこか

 東京都内で乗用車を運転中にオートバイと衝突事故を起こしたのに現場から立ち去ったとして、警視庁は10月29日、人気俳優の伊藤健太郎容疑者をひき逃げなどの疑いで逮捕した。果たして全国でのひき逃げ事件はどうなっているのか。

 今回は警察庁によるひき逃げ事件(無申告事件を含む)の検挙数、発生数と総務省の人口推計のデータを使い、都道府県ごとの1万人当たりの件数をランキングにした。

 ひき逃げ事件は検挙数、発生数ともに年々減少している。

 2010年には検挙数が9194件だったが、2019年は6964件と2割以上減少。さらに発生数は2万1452件から1万3404件と約4割も減っている。

 とはいえ、いまだに年間1万件を超える事件が起きており、死傷者の数は約1万5000人に上っている。また、都道府県によってひき逃げ事件の検挙数や発生数は大きく異なる。

 早速、ランキングを確認していこう。