米国で初の新型コロナウイルスワクチンが連邦当局の承認を得た。保健当局者や研究者がこれから直面する手ごわい仕事は、ワクチン接種を受けるよう大勢の人々を説得することだ。ネブラスカ州オガララ在住のキャシー・ウッドさん(72)は、米製薬大手ファイザーと独医薬ベンチャーのビオンテックが共同開発したワクチンの接種を受けることに不安を感じている。ワクチンが個人のDNAを改変するのではないかとの意見をネットで読んだことも理由の1つだという(科学者によれば、この主張は事実ではない)。彼女の夫はワクチン接種に前向きだが、自身はワクチンを急いで開発したことや当局の迅速な承認が気になっている。「彼らは本当に猛烈に進めた」とウッドさん。ただ、最終的に接種を受ける可能性は否定しなかった。「接種を受けた人がうまくいくように願っている」