英国の統一地方選挙で与党・労働党が大敗を喫したことを受け、キア・スターマー首相に退陣を求める圧力が高まっている。複数の閣僚からも、退任に向けたスケジュールの策定を求める声が出ている。スターマー首相は続投する意欲を示しているが、退陣に追い込まれれば、英国では過去7年間で6人目の首相が誕生することになる。スターマー氏は12日、閣議に臨み、圧力を跳ね返そうとする姿勢を示した。閣議の記録によると、スターマー氏は「国民はわれわれが統治を続けることを期待している」と述べた。政局の混乱は金融市場にも波及し、英国の借り入れコストは2008年以来の高水準に上昇、10年債利回りは5.1%を上回った。ポンドは主要通貨の中で対ドルで最も大きく下落し、約0.6%安の1ポンド=1.35ドルをつけた。