米政府機関や各国民間企業に対し数カ月にわたってロシア政府の関与が疑われるハッキングが行われていた件で、トランプ米政権やサイバーセキュリティー会社はこの1週間までその事実をほとんど把握できていなかった。事情に詳しい関係者らが明らかにした。ハッキング被害は13日に公表されたが、情報機関の現職・元当局者やセキュリティー専門家、議会議員らは、広範囲に及ぶとみられる攻撃が長期にわたって検知されなかったことに驚きの声をあげている。米ネットワーク管理ソフトウエア大手のソーラーウィンズによると、今年3月に同社製品「オリオン」の定期更新を行った時点で、顧客は悪意のあるソフトを知らずにインストールしていた。
ロシア関与疑惑ハッキング、米政権・専門企業は数カ月検知できず
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