たくさん服はあるのに、今日着る服がないのは、あなたが服を持ちすぎているからかも?
新しい服を買うのをやめて、手持ちの服だけで過ごしてみると、意外と定期的に買い続けなくてもおしゃれはできるということが分かってきます。そんな必要最小限の、確実に着る服だけのワードローブのつくり方を紹介した書籍『もう、服は買わない』が12月16発売。今回はその中から「予定の度に、新しい服を買ってしまう」という人へのメッセージを紹介していきます。
他人にどう思われているか、気にしすぎ!
『もう、服は買わない』で紹介している服を減らすメソッド「プロジェクト333」を始めた時、著者のコートニー・カーヴァーはフルタイムで働いていて、富裕層をターゲットにした雑誌の広告営業の仕事をしていました。ですからそれまでよりも少ない服で過ごすことに「これじゃ足りなくなるかも」「取引先の人たちに同じ服ばかり着ていると思われたらどうしよう」と不安を抱いていました。彼女の仕事は人と会う機会が多く、イベントもあります。そしてプライベートでは家族の世話をして、ハイキングをして、夫や友人と外出して……ショッピングをしていましたから、わずかな服で生活する不安は大きかったのです。
ですが、彼女は言います。
「私はいつも、魅力的に見えるか、仕事ができるように見えるか……など着ている服で自分を演出しようとしていました。ですが、そんな努力は無駄だったようです。驚くべきことに、誰も私の服のことなど気にかけていなかったのです!
だって、3ヵ月間たった数着の服を着まわしていたというのに、誰にも気づかれなかったんですよ?
同僚も、クライアントも、誰も気づかなかった――そもそも、私の服など、他人にとってはどうでもいいことだったのです。」
ですから、予定の度に、着る服がないと、いちいち新しい服を買う必要はありません。あなたが着たいと思う服を着ていけばいいのです。周囲の人たちが気にかけているのはあなたであって、あなたの服ではありません。それに、自信が持てないという場合も、本当の原因は服ではないはずです。
わずかしかないワードローブのなかから着る服を選ぶようにすれば、お気に入りの服を毎日着られるようになり、「決断疲れ」からも解放されます。その結果、節約できた脳のパワーを、もっと意義のある決断、創造的なアイディア、日々の問題解決のために活用できるようになります。大切なことに集中して取り組めるようになり、あなたの可能性は無限に拡がっていくはずです。『もう、服は買わない』ではほかにも、服の減らし方や、必要最小限のワードローブのつくり方、無駄買いを防ぐ方法などをたくさんご紹介しています。ぜひ、チェックしてみてくださいね!