服について考えるのは、めんどくさい。アイテム選びがめんどくさいし、コーディネートもめんどくさい。そんな男性に向けて、『服がめんどい――「いい服」「ダメな服」を1秒で決める』で最短で私服を決める方法を説いた大山旬氏。「これさえ着ておけば間違いない!」という服選びの必要最小限の理論だけを伝授する。(こちらは2019年11月16日付け記事を再構成したものです)

「カッコいい」と「オジサン」の分かれ目

休日はジーンズをはいています

そんな男性も増えてきました。

しかし、多くの男性は、はいていて「ラクなサイズ」のジーンズを選んでしまっています。

その中でも、つい選びがちなのが、下のようなストレート型のジーンズです。

なぜ、オジサンは「ダサいジーンズ」を履くのかダメなジーンズ イラスト:須田浩介

学生時代からジーンズをはいている人は、特に要注意です。

・シルエットが野暮ったい
・激しい色落ちで清潔感がない

この2つの理由で、一気にオジサンっぽく見えてしまいます。

では、大人な男性は、どんなジーンズを選べばいいのでしょうか。

おすすめは、太ももから裾にかけて徐々に細くなっているタイプです。

なぜ、オジサンは「ダサいジーンズ」を履くのかいいジーンズ イラスト:須田浩介

色は薄すぎず、濃すぎない「やや色落ちしたブルー」がおすすめです。

そして、ジーンズは「ユニクロ」のものが優秀です。

高級なジーンズと比べても、ほとんど遜色がありません

ユニクロで選ぶ場合は、「テーパード型」あるいは「スキニー型」をはき比べてみて、自分の脚にフィットしたものを選んでください。

ダブつかせずに、ロールアップして履こう

裾合わせには注意しましょう。

おすすめは、「ハーフクッション」という靴に少しだけ乗っかる長さです。

下のイラストのように、ロールアップして「こなれ感」を出すと、とてもおしゃれに見えます。

なぜ、オジサンは「ダサいジーンズ」を履くのかコーディネート例 イラスト:須田浩介

ジーンズは、非常にカジュアルなアイテムです

なので、靴はできるだけキレイめなものを合わせるようにしましょう。

おすすめは、「黒のレザースニーカー」です。

定番的なボトムスだからこそ、ちゃんと大人の男性に似合うジーンズを選べるようになりましょう。

[著者]
大山 旬(おおやま・しゅん)
スタイリスト。株式会社SO styling代表取締役
アパレル販売職、転職アドバイザーを経て2009年5月に独立。一般人を対象に3000名以上のファッション改善を行う。主に経営者・専門家に向けたスタイリングアドバイス、およびビジネスにおけるキャリアアップを目的としたスタイリングを得意としている。また、日本最大のファッション学習サイト「メンズファッションスクール」を主宰。大人の男性に向けてファッションの基本をわかりやすく解説し、利用者数は累計1000名を超える。
[絵]
須田浩介(すだ・こうすけ)
1987年生まれ。2008年創形美術学校卒業。卒業後、フランス・パリ国際芸術会館シテデザールに派遣。跡見学園女子大学、創形美術学校、非常勤講師。アクリルガッシュを使用したファッション感のある人物、動植物のイラストレーションを描く。商業施設のキャンペーン、書籍、雑誌挿絵、ポスター等の仕事を手がける。