「もう、服は買わない」本の通りやってみた体験談

写真はKさんのbefore→after

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欲しいのは、本当に新しい服ですか? ――訳者より

『もう、服は買わない』
コートニー・カーヴァー著 栗木さつき訳
定価:本体1500円+税
発行年月:2020年12月17日
判型:四六版
頁数:260ページ
ISBN:978-4-478-109595

「3ヵ月間、33のアイテム(小物、靴、アクセサリーも含める)だけで過ごすファッションチャレンジ」。そう聞いたら誰もが「無理……」と思ってしまうのではないでしょうか?
著者のコートニー・カーヴァー自身も、最初はそんなストイックなことができるとは思っていませんでした。だって彼女は、広告代理店の幹部として働きながら、いいことがあったと言っては買い、仕事で必要だからと言っては買い、なんだかパッとしないから買い……と、服を買い続け(しかもローンで!)、クローゼットに服を押し込み(値札がついたままのものもたくさん!)、ついに服が家中にあふれ出すほどになっていたのです。私たちと同じように、服は、彼女にとって楽しみであると同時に悩みの種であり、解決すべき課題でした。

そんな彼女がいかにして「プロジェクト333」というメソッドを編み出し、服の問題を解決したのか。そして服だけにとどまらず、健康や借金、住居の問題までをも解決し、さらに新しい仕事を始め、ライフスタイルまでも変えるに至ったのか―その興味深い過程が、この本には書かれています。

服って、改めて考えてみると不思議です。なぜ、少しでも細く見せたいの? なぜ、「仕事ができる」風に見せたいの? なぜ、トレンド感を出したいの? なぜあなたは、「この服を着れば自信が持てる」と思うの? 私たちは、服を着ることでさまざまな自分を演出しています。でもそれは、もしかしたら「本当の自分」を置き去りにすることになっていない?と、著者は問いかけます。「素敵な自分」になるために必要な気がする新しい服、新しいコスメ、新しいアクセサリーに新しい靴。でも、「これだわ!」と思ったそのアイテムを手に入れて、あなたは思い通り素敵になれたでしょうか。もしかしたら素敵になれたのは一瞬で、しばらくしたらまた新しい「何か」を探し続けていないでしょうか?

「プロジェクト333」は、そんな気づきを私たちに与えてくれます。そして、実は、新しい服を買うことでは人生も現実も変わらない。それよりも、自分に向き合って、ものごとを選び直していくことで変われるんだということがわかってくるのです。もしもあなたが、「服はたくさんあるのに着るものがない!」というおなじみの悩みをお持ちでしたら、まずは「ワードローブを減らす」ことから始めてください。減らし方は本書にばっちり書かれています。そして3ヵ月後、あなたはきっと大切なことに集中できるようになり、創造性を発揮しながら毎日を送れるようにもなっているはず。

コートニー・カーヴァー(Courtney Carver)
作家、ミニマリスト
2006年に多発性硬化症の診断を下されたことをきっかけに、自分の生き方を見直す。2010年、シンプルな生活を提案するブログ“Be More with Less”を開設。ミニマリスト関連のブログで世界屈指の人気になる。その後、厳選したアイテムで自分らしいおしゃれを楽しむファッション・チャレンジ〈プロジェクト333〉を発案。ファッションをきっかけにシンプルで豊かな生き方を見つけるこのメソッドは、多くの人に影響を与え、世界中のファンが #project333 というハッシュタグをつけて自分のワードローブをインスタグラムに投稿し続けている。著書に“Soulful Simplicity: How Living with Less Can Lead to So Much More”(未邦訳)などがある。
栗木さつき
翻訳家
慶應義塾大学経済学部卒業。訳書に『100万人が信頼した脳科学者の絶対に賢い子になる子育てバイブル』『バレットジャーナル 人生を変えるノート術』『SINGLE TASK 一点集中術――「シングルタスクの原則」ですべての成果が最大になる』『超一流の諜報員が教えるCIA式極秘心理術』(ともにダイヤモンド社)などがある。