米下院民主党は11日、ドナルド・トランプ大統領に対する弾劾訴追の決議案を提出した。連邦議会議事堂への乱入事件を受け、大統領が暴動を扇動したと非難し、罷免へ向けた試みを前進させている。下院のステニー・ホイヤー院内総務(民主、メリーランド州)は「13日にも弾劾訴追決議案の採決が行われるだろう」としている。民主党はこの日、マイク・ペンス副大統領に合衆国憲法修正25条を発動してトランプ氏を罷免するよう求める決議案を全会一致で可決させようとしたが、アレックス・ムーニー議員(共和、ウエストバージニア州)の反対票によって阻まれた。ナンシー・ペロシ下院議長(民主、カリフォルニア州)は修正25条の決議案採決へ向け、下院本会議を再招集する計画を明らかにした。決議案が承認され、ペンス氏が24時間以内にトランプ氏を罷免しなければ、下院は弾劾手続きを進める計画だ。
下院民主党、トランプ氏の弾劾訴追決議案を提出
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