米アルファベット傘下のグーグルは18日、ソーシャルメディア(SNS)のプラットフォーム「WIMKIN」をアプリストアから排除した。アップルに続く動きで、誤解を招くコンテンツや有害な可能性があるコンテンツを抑制する取り組みの一環。グーグルの広報担当者は、リベラル派への暴力を呼び掛ける投稿があったためWIMKINを排除したと述べた。これらの投稿は、グーグルが不適切とみなすコンテンツの提供をアプリに禁じた規則に違反するという。大手IT(情報技術)企業は連邦議会議事堂への乱入事件後、大統領選に関する陰謀論を唱えたり暴力を扇動したりする投稿を積極的に取り締まっている。WIMKINの創業者であるジェーソン・シェパード氏の発言や、同氏とアップルとの通信記録によると、アップルも先週、約30万人が利用するWIMKINをアプリストアから排除した。理由として、内戦やマイク・ペンス副大統領の拘束を呼び掛けるコンテンツを挙げた。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)はこの通信記録の内容を確認した。WIMKINのコンテンツ管理者らはその後、これらのコンテンツを削除している。