ジョー・バイデン米大統領は25日、連邦政府機関による米国製品の購入拡大に向け、調達規則を厳格化する大統領令に署名した。国内製造業の強化を目的に大統領選で掲げた「バイ・アメリカン」公約の実現へ前進した。政府調達規則の厳格化に伴い、連邦機関による輸入製品の購入が難しくなるほか、米国製品の定義が見直され、国内調達義務も厳しくなる。また、政府契約の入札で中小企業が必要な情報を入手しやすくする。バイデン氏の「バイ・アメリカン」政策とドナルド・トランプ前大統領の国内優先政策は、手法こそ違うが内容は似通っている。トランプ氏は、中国など貿易相手国との関税戦争に象徴される「米国第一主義」政策を推進していた。
バイデン氏、政府機関の米製品購入拡大へ 大統領令に署名
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