米上院は26 日、バイデン政権の国務長官に指名されたアントニー・ブリンケン元国務副長官の人事案を承認した。先週の指名公聴会では、ブリンケン氏は中国に対する強硬姿勢を維持し、同盟国との関係を強化する考えを表明していた。採決は賛成が78票、反対は22票だった。上院の承認が得られたバイデン政権の閣僚はこれで4人目。19日に行われた指名公聴会では、上院外交委員会の共和党議員からブリンケン氏が国務副長官を務めたオバマ政権下のイランと中国への対応に批判が出た。ブリンケン氏は外交委の委員らに対し、ジョー・バイデン大統領はイランの核保有を断固として阻止すると述べた。また、ドナルド・トランプ前大統領の下で離脱したイラン核合意に復帰する可能性については、議会との協議を重視する考えを示した。
ブリンケン氏の国務長官指名、米上院が承認
有料会員限定
あなたにおすすめ