――WSJの人気コラム「ハード・オン・ザ・ストリート」 ***  ホットマネーを呼び込んでいるのは、ビットコインやペニー株、ブランクチェックカンパニー(白地小切手会社)だけではない。航空業界史上最悪の危機がまだまだ終わりそうにない中、投資家は再び航空機に投資するのを待ちきれない様子だ。  アイルランドのエアキャップやアボロン、米エア・リースといった世界有数の航空機リース会社は今年1月、先を争うように社債を発行し、約150億ドル(約1兆5500億円)を調達した。利回りは、昨夏(5%)を下回る2~3%の範囲が多かった。