――WSJの人気コラム「ハード・オン・ザ・ストリート」 ***  フェラーリの次のトップにとっての大きな課題は、このレーシングカーブランドの排ガス削減戦略を管理することだろう。  フェラーリが2日発表したところによると、昨年はコロナ禍で同社の生産ラインが7週間停止したことが響き、売上高は10%減少した。これ以外の点では、ほとんど無傷でこの危機を乗り切っている。今年の売上高は昨夏以降の好調な受注に支えられ、コロナ禍以前の2019年通期実績よりも約13%増の予想だ。