――WSJの人気コラム「ハード・オン・ザ・ストリート」 ***  労働市場の足取りはまだおぼつかないようだ。  米労働省が5日発表した1月の雇用統計では、非農業部門就業者数(季節調整済み)が前月比4万9000人増加し、エコノミスト予想と一致した。ただ、2020年12月と11月分は合わせて15万9000人下方修正された。失業率は12月の6.7%から6.3%に低下したものの、職探ししている人が減り、労働力にカウントされなくなったことが一因だ。