ハリー・トルーマン米大統領時代に国務長官を務めたディーン・アチソンは、自身の回顧録を「Present at the Creation(創造に立ち会う)」と題し、第2次大戦後の世界の再構築やソ連との冷戦を巡る現実を表した。6日に100歳で死去したジョージ・シュルツ元国務長官は回顧録を「Turmoil and Triumph(混乱と勝利)」と題し、それから約40年後の冷戦終結で自身が果たした歴史的な役割を的確に表現している。シュルツ氏は、1982年から89年まで、ロナルド・レーガン大統領時代をほぼ通して国務長官を務めた。回顧録のタイトルにある「混乱」は、レーガン氏の外交政策を指揮したときの世界情勢を描写したものだ。
【社説】シュルツ元国務長官の功績
レーガン大統領を支え、冷戦終結で西側を勝利に導いた
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