モンティ・ウィルキンソン米司法長官代行はドナルド・トランプ前大統領に任命された連邦裁判所判事56人に辞任を求める予定であることが、関係筋の話で明らかになった。司法省の高官によると、バイデン大統領の息子ハンター氏の税金に絡む刑事捜査を進めるデラウェア州連邦地検のディビッド・ワイス検察官など政治的な影響が大きい事案を担当する2人については辞任要求から除外されるという。同高官によると、2016年大統領選挙へのロシア介入疑惑に関する連邦捜査局(FBI)による捜査の発端を調べる特別検察官に任命されているジョン・ダーラム氏も辞任を求められない見通し。ダーラム氏はコネティカット州連邦検察官の職からは退く。司法省高官によると、連邦裁判事56人に対して辞任が求められるものの、即時の辞任ではないという。同省の高官2人によると、司法省は新体制への移行に関する電話会議を9日に開く予定となっている。
バイデン政権、トランプ氏任命の判事に辞任要求へ
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