米議会上院の共和党議員らは9日、ドナルド・トランプ前大統領の弁護団について、弾劾裁判での陳述が迫力を欠き効果も不十分だったと批判した。それでも裁判が違憲だとする弁護団の主張には、6人の造反議員を除く共和党議員全員が賛成した。弾劾裁判の合憲性が争われた9日午後の審理では、トランプ氏の弁護士を務めるブルース・キャスター氏が冒頭からつまずき、自らを「主任検察官」と紹介した。その後、トランプ氏の主任弁護士であると説明し、「もちろん、区別はついている」と上院議員らに伝えた。キャスター氏は約45分にわたる陳述で、ローマ帝国や古代ギリシャの衰退に言及したり、一部上院議員と自身の関係に触れたりしたが、審理の要点についてはごく短く発言するにとどまった。
トランプ氏弾劾裁判、共和党が弁護団を酷評 本人も不満か
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