いくつかのフィンテック企業は、拡大を続ける「バイ・ナウ・ペイ・レーター(BNPL=今買って、後で支払う)」決済事業で成長することに貪欲だ。この分野では、誰にでもその余地がありそうだ。少なくとも当面は。ナスダックに上場したばかりの米アファーム・ホールディングスと電子決済サービス大手の米ペイパル・ホールディングスは先週、買い物での短期クレジット決済という新興の分野で勝ち抜くための戦略を協議した。両社には浮かれる材料が十分ある。ペイパルは昨年、利用者が無利子の4回払いを選べるサービス「Pay in 4」を開始し、すでにその決済額は2020年10-12月期(第4四半期)に7億5000万ドルに上る。アファームの2020年10-12月期(第2四半期)決済額は前期比41%増。同社は急成長する電子商取引(eコマース)ソフトの加ショッピファイとの新たな大型提携のベータテストで有望な結果が出ていると明らかにしている。