モバイル決済サービスの米スクエアは、デジタルバンキングの窓口となるためにビットコインを必要としている。ジャック・ドーシー最高経営責任者(CEO)は23日、ビットコインについてインターネット「固有の通貨」だと述べた。また同社は、2020年10-12月期(第4四半期)に1億7000万ドル(約180億円)相当のビットコインを追加購入したことを明らかにした。今週のビットコイン急落が一時的なものにすぎないと考える人たちにとって、これは新たな好材料であることは間違いない。ビットコインはこれで、同社の現金および現金同等物、有価証券全体の約5%を占めることになる。ビットコイン価格の変動がいくぶんスクエアの株価に影響している可能性はある。同社株は24日、前日比7.5%安で取引を終えた。だが、予想株価収益率(PER)が少々割安になったからといって、何も変わらないだろう。同社のPERは今190倍を超えている。
米スクエアの賭け、ビットコインが未来への鍵
有料会員限定
あなたにおすすめ