画像処理半導体(GPU)大手、米エヌビディアは24日発表した11-1月期(第4四半期)決算でまさしく未踏の地に降り立った。同社は好業績だけでは和らげることのできない懸念に直面している。業績は際立っていた。11-1月期の売上高は前年同期比61%増の50億ドル(約5300億円)と急拡大し、アナリスト予想を上回った。ビデオゲームとデータセンター事業の好調なGPU販売が寄与した。クラウドコンピューティング大手が投資の手を緩めるとの観測が広がっていたにもかかわらず、データセンター事業は記録的な前四半期の売上高も越えた。同社は2-4月期の総売上高が53億ドルになるとの予想も示している。これはアナリスト予想の45億ドルを約18%上回る。