米動画配信サービス大手ネットフリックスは26日、人口比に対して娯楽業界への進出度の低い人種や男女などの組織や地域を支援するために1億ドル(約106億円)のグローバル基金を設立することを明らかにした。この「クリエーティブな公平性のためのネットフリックス基金」は向こう5年にわたり社外の機関を支援するほか、社内の取り組みにも活用される予定だ。ネットフリックスは支援対象にする組織を具体的には明らかにしていないが、さまざまな経歴の映画製作者に支援金や指導を提供する非営利団体(NPO)の「プロジェクト・インボルブ」と「ゲットー・フィルム・スクール」に寄付をしたことがある。同社はこれまでにも娯楽業界の多様性を促進するために数々のプログラムを立ち上げてきた。昨年は黒人のアーティストや権利団体、企業を支援する複数の団体に500万ドルを寄付する方針を示した。同社が製作した映画とドラマでも、男女平等や黒人キャラクターの存在感の高さがシンクタンクに高く評価されている。
ネトフリ、娯楽業界のマイノリティー支援へ基金創設
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