米国のアンシュッツ・エンターテインメント・グループ(AEG)傘下でコンサートツアーやライブを運営するプロモーション会社AEGプレゼンツとエイベックス・エンタテインメント(東京・港)は合弁事業体「AEGX」を設立した。双方のリソースや専門技能を活用し、アーティストの育成に加え、コンサートやライブ会場の確保、フェスティバル・世界ツアーの挙行などで連携するのが狙い。韓国のKポップを代表する人気グループ「BTS」などは世界的に知名度を伸ばしているが、AEGプレゼンツはJポップについて、Kポップをしのぐ人気を獲得すると見込んでいる。日本の音楽市場(CDなど物理メディア)は世界で2番目に大きいが、エイベックスによると、売り上げの9割は日本人アーティストの作品が占めている。だがストリーミング配信の拡大で日本国外へもJポップの人気が広がっているという。スポティファイ・テクノロジーによると、2019年1月から2021年1月の2年間で、日本国外でのストリーミング配信にJポップが占める割合は117%伸びた。