「いつの間にか世の中のスピードが早くなったなぁ」と感じていないだろうか?ジワジワと物事が早く進むようになり、気がつけばかなりのスピードが必要とされる世の中になった。これからの営業職は対応がどれだけ早いかで、差が出るだろう。(営業サポート・コンサルティング代表取締役、営業コンサルタント 菊原智明)
デジタルネイティブ世代、情報のスピードは目まぐるしい
ある日曜日の夕方、ゴルフの放送を見ていた父親が「まるで再放送を見ているようだ」と話していた。というのも、試合結果は15時にネットニュースで流れてしまい、テレビ放送は15時30分からだったのだ。
テレビの放送が始まる前にネットニュースで結果が分かってしまう……。こんなことも当たり前になってきた。日に日に情報の提供スピードが上がっていると感じる。
インターネットが当たり前にある環境で育ってきたデジタルネイティブの若者たちの情報交換の速度はなおさら早い。
例えば、ある学生が、大学の授業が終わり、「今からフットサルをしたい」と思った。その数秒後、グループラインで呼びかける。数分後にはメンバーと場所と時間が決定するような時代なのだ。
しかし、デジタルネイティブの学生の中でもレスポンスが悪い子たちもいる。そういった学生はだんだんと誘うのが面倒になる。何かをする際も「彼は今度でいいか」とスルーされるようになり、孤立する人もいる。
レスポンスが遅いビジネスパーソンは死活問題
プライベートならばまだしも、これがビジネスとなると死活問題になる。