ソフトバンクグループ(SBG)のビジョン・ファンドが昨年末、英金融ベンチャー、グリーンシル・キャピタルに対し、少なくとも4億ドル(430億円)を出資していたことが、関係筋の話で分かった。グリーンシルが経営破たんしたことで、ソフトバンクの損失額がさらに膨らむ可能性がある。ビジョン・ファンドは2019年、グリーンシルに15億ドルを投じているが、今回追加出資していたことが明らかになった。関係筋によると、ビジョン・ファンドが出資する米建設スタートアップのカテラがデフォルト(債務不履行)に陥るリスクが高まったことを受けて、カテラに融資していたグリーンシルに緊急支援として資本が注入されたという。*この記事は更新されます。